西可児眼科クリニック

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アレルギー性疾患 目のかゆみ 充血 流涙

アレルギー性疾患

眼に起きるいろいろなアレルギー性疾患の総称を、アレルギー性結膜疾患といいます。

アレルギー性疾患の原因

アレルギーの原因はまだ分からないことが多いのですが、最近の大きな環境の変化、例えばディーゼルエンジンによる大気汚染や密閉した住まいにダニが増えていることなどが原因ではないかと考えられています。また、アレルギーになりやすい体質は遺伝しやすいこともよく知られています。

●花粉症とは
花粉によるアレルギー反応のことで、症状は主に目と鼻に現れます。花粉が飛ぶ時期は、2月から4月にかけてのスギ花粉が最も多く、全体の80%を占めています。花粉症では、花粉の飛びはじめる前から抗アレルギー点眼薬を点眼すると、花粉がたくさん飛ぶ時期の症状が軽くなったり、症状がでる期間が短縮されたりします。スギ花粉症であれば、毎年2月10日前後が花粉の飛びはじめる時期なので、抗アレルギー点眼薬を1月の下旬からつけておけば安心です。毎年花粉症に悩まされている方は、1月中には眼科を受診し、抗アレルギー点眼薬を処方してもらいましょう。

目のかゆみ

目がかゆいという症状は一般的な結膜炎でも起こってきますし、麦粒瞳の初期にも起こります。まぶたのふちがかゆい場合は眼瞼縁炎が考えられます。しかし、一般的に、目がかゆいと感じた場合はまず、アレルギー性結膜炎を疑います。

充血

目が赤くなるのは最もよくみられる目の症状のひとつです。「目が赤いから結膜炎だ」と考えられがちですが、決めつけるのは危険です。もちろん結膜炎の場合が最も多いわけですが、目の奥の失明につながるような重篤な病気の場合もあるからです。また結膜炎といっても、伝染性のものかそうでないのかが非常に重要なことです。

流涙

涙が出るという原因は大きく分けてこつの場合が考えられます。一つは、涙が多量に出るため、鼻腔への排出が間に合わず外にあふれ出る場合で、もう一つは、涙の出る量は普通ですが、排出管(涙道)がつまっていて外にあふれ出る場合です。前者は異物(ゴミなど)が入ったときやまぶしさを伴う病気(角膜や虹彩の炎症)、流行性角結膜炎などのときに起こります。後者はほとんど慢性涙のう炎のときや、新生児では先天性鼻涙管閉塞症と言って目やにのほうが目立つことがあります。